熟練の職人は、きものの色を3万色も染め分けられるといいます。成人式は、最高のおしゃれが楽しめる機会。デザイナーは振袖の着姿を想像しながら、新しい振袖のイメージを思い描いていきます。
振袖メイキングストーリー
- イメージング

- デザイニング
正面だけでなく、後姿も、袖が優美に揺れて歩く姿も、どこから見ても「ステキ!」「美しい」。しかも着る人の個性を生かす振袖を作るため、イメージを膨らませながら、染める生地も考えながら、たくさんのスケッチデザインを描きます。

- 雛形(1)
スケッチデザインが決まると振袖の設計図である、新聞紙半分くらいのサイズの雛形を作成。染め上がりをイメージしながら全体の構図や柄の大小、配置、色のバランスを作成した雛形でチェックします。時には、もっと洗練!もっとエレガント!なものを求め、再考。

- 雛形(2)
最初の雛形のバラは、あまりにもドラマチック過ぎ着る人の邪魔をするので、マーガレットの花にデザインを変更して作成。しかし、まだどこかピンと来ないので、もう一度雛形を起こすことに。

- 雛形(3)
断然ステキになったのがわかりますよね。このように、京都むらさきのでは、デザイナー・永山公望が意匠の職人さんとの妥協を許さないやり取りを通して、細かく、丁寧に納得するまで雛形を詰めてゆきます。

- 染め
雛形に基づいて、具体的に染めを指示します。ちょっと冒険かなという時や微妙な色目を確認したい場合、「枡(ます)見本」といって60センチほど実際の生地に試しで染めて、染め具合を確かめることもあります。

- 帯をデザインする
振袖の染め出しを指示すると同時に、コーディネイトの主役、帯のデザインをします。昔から「きもの1枚に帯3本」と言われるように、帯によって着姿の印象は変わります。またきものはコーディネイトで物語の楽しめる知的なおしゃれができますから、帯は大事なポイントです。振袖のお花畑に蝶が舞う姿をイメージして「蝶」をデザインすることに。

- 染め上がり
イメージ通り染め上がったか、染のむらや仕上がりに問題がないかチェックしてから、反物を振袖の形に仮縫いした仮絵羽(かりえば)に仕立てます。皆さんが呉服屋さんで見る振袖やきものの形です。この仮絵羽で試着し、あなたの身長や体型に合わせて、お仕立てします。オートクチュールですから、とても着やすく、身のこなしと共に揺れる袖がエレガントです。

- 小物コーディネイト
実際に試着し、帯を合わせて、「かわいく」「クール」「ゴージャス」になど着る人の個性や、思いにあわせ、帯締め、帯揚げ、半衿などの衿元、草履、ショールなど、着姿のアクセント、小物をコーディネイトしてゆきます。洋服でも同じように、振袖でも小物で印象が変わってしまいますから、手を抜いてはいけませんよ。成人式の前に、ゆっくりとモデル気分で記念写真を撮られてはいかがでしょう。成人式はご家族のイベントでもありますから、ご家族ともぜひご一緒に着物姿で。そして、成人式。晴れやかに華やかに、ドラマチックに振袖姿を存分に楽しんでください。

- 記念写真、成人式へ
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